お薬についての疑問を解決!
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今までに寄せられた質問をご紹介します。
 kusuri

Q、薬は水で飲まなきゃいけないの?


薬は水かお湯で飲むのが基本です。お茶に限らず、ジュース、コーヒー、紅茶、牛乳などで飲むと薬の効果が強く出すぎてしまったり、弱くなったりすることがあります。 しかし、水で飲めない薬はありません。 ただし、外国産のミネラルウォーターは日本のものに比べて硬度が高いことがあります。硬度とは水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどの量を数値化したもので、数値が高いほど、これらがたくさん入っていることになり、薬の効果に影響を与えることがあるので注意してください。 また、水の量は薬を飲みこめればいいというものではなく、のどの途中で引っかかってしまったりしないようにたっぷりの水(コップ1杯くらい)で飲むようにしてください。 のどに引っかかった感じがなくても、実は薬があったりするとそこで薬が溶け出して、食道を傷めてしまうこともあります。また、薬を処方されている間は、原則的に飲酒は控えてください。薬とアルコールを併用すると、薬の悪い影響が出やすくなります。

 

Q、1日3回は飲まないといけないの?


たいていの薬は飲んで1時間くらい後に最も血液の中の濃度が高くなり、 3~4時間後にはほとんど血液の中には残っていません。そこで、また薬を飲んで追加する必要があります。医師は、薬によって大体何時間ごとに飲めば効果的に治療できるかを考えて、1日何回飲むようにと指示するのです。薬によっては作用の長いものもあるので、指示された回数を服用するようにしましょう。

 

Q、薬を飲み残したらどうしたら良いの?


カゼ薬など一時的な症状のときに薬を処方してもらっても、飲み残してしまうことってありますよね。でも、基本的にはすべて飲み切るようにしましょう。医師は処方した薬を患者がすべて飲み切るという前提で治療方針を立てています。特に、菌を殺す抗生物質(抗生剤)の飲み残しはないようにしましょう。症状が治まったと勝手に判断して完治前に服用を止めてしまうと、生き残っていた強い菌が増殖して、もっと強い抗生物質でないと効かなくなってしまうことがあります。もし、飲み残した場合は保管せずに捨ててください。特に小さいお子さんに処方される水剤の場合は水を混ぜてあることが多く、長期間の保存には不向きです。冷蔵庫で保管したとしても、処方されてから1週間くらいで捨てるようにしてください。錠剤や粉薬などを保管する場合には、光や湿気を避けること。処方された日付がわかるように薬が入っていた薬袋をいっしょに取っておくといいですね。薬は医師が診断した上で処方するのが原則です。仮に前回と症状が似ていても同じ病気とは限らないので、独自で判断するのはやめましょう。

 

Q、薬を飲むときの良い体勢は?


薬の効果を十分に得るためには、薬を胃まで到達させることが大切です。 誤って気管支や肺の方へ薬や食べ物が入ってしまうと嚥下性肺炎(えんげせい‐はいえん)を引き起こす原因となってしまいます。食道へ薬が流れやすくなるように、薬を飲ませるとき、座位(背を起こして座った状態)か半座位にします。寝たままの状態で飲ませなければならないときは頭を少し持ち上げるようにしましょう。

 

Q、薬の時間に赤ちゃんが寝ていたら?


あまり極端にずらさないほうがよいですが、せっかくすやすや眠っているのに、わざわざ起こしてまで飲ませる必要はありません。まずはぐっすり寝かせて体力の回復に努め、起きてから飲ませればO.Kただし、1回分のみ忘れたからといって、次に2回分のませるのは赤ちゃんの負担が大きいので避けましょう。

 

Q、1日3回、薬の飲ませ方は?


薬を何回かに分けて飲むのは、血液中の薬の濃度を一定に保つためです。でも、赤ちゃんの1日はそんなにきちんとしているわけではありませんね。1日3回なら、おっぱいや離乳食の時間にとらわれず、起きている時間を3等分、例えば8時、昼2時、夜8時など、6~8時間おきを目安にします。多少時間が前後しても良いので、1日の規定量を決められた回数飲ませるようにしましょう。

 

Q、薬を飲ませたのに吐いてしまったら?


薬を飲んでからの時間と吐いた量によります。飲んで10分以内に吐いてしまった場合は、少量ならそのままでかまいません。ほとんど全部出てしまった場合には、落ち着かせてから、もう1度同じ量を飲ませ直します。30分以上経っている場合には、薬はほぼ吸収されているので、再度飲ませる必要はありません。

 

Q、空腹でないと飲んでくれないときは?


子供用の薬で、どうしても食後に飲ませなければいけないものは少ないのですが、食後と指定がある場合は、やはり食後に飲ませたほうがいいでしょう。食後といっても、食事が全部済んでなくてもいいのです。2~3口何か食べさせて飲ませてみてはどうでしょう。それでもうまくいかないときは、医師に相談して食前や食間に飲ませてもよい薬に変えてもらいましょう。

 

Q、兄弟で上の子の薬を下の子に飲ませても良い?


薬は子供の体重や月齢にあわせて処方されるので、同じ病気でも適切な量が違います。また、たとえ同じ風邪でも、その子によって症状の種類や程度が異なります。同じような症状に見えても原因菌が違う場合もあるので、下の子に安易に使うのはやめましょう。

 

Q、ステロイドって怖い薬?


ステロイドには強さによって段階があります。以前、ステロイド軟膏の副作用が問題になったことがありますが、これは、非常に強いタイプのものを長時間広範囲にわたって塗っていた場合です。普通は部位や症状によって種類の違うものが出されるので、医師の指示どおりに使う限りは、怖がる必要はありません。

 

Q、軽い風邪に何種類も飲まないとダメ?


例えば鼻風邪といっても、鼻水を抑える薬、鼻詰まりをとる薬、鼻の炎症を抑える薬と、3種類の薬があります。鼻風邪と思っていても、診察したらのどが赤くなっているなど他の症状があって、もう数種類を加えることもあります。あとから迷わないためにも、薬をもらったときは何のためにどんな薬が出ているのか、きちんと聞いておくとよいでしょう。

 

Q、市販薬(OTC)を使っても大丈夫?


市販薬(OTC)とは医師の処方せんがなくても町の薬局や薬店で誰でも買える薬のことです。 体質や体重に関係なく、月齢や年齢で使う量が決められているため、 比較的弱い成分の薬が多いのが特徴です。 一方、病院で処方される薬は体重や症状、経過に合わせて きめ細かく調整されたオーダーメイドの薬です。 1歳未満の赤ちゃんは、熱が出ても原因がすぐにはわからないことが多く、 病気の進行も早いので、小児科の受診をおすすめします。
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